ICIマンスリーレター(2026年4月)

みなさん、こんにちは。

新年度が始まりましたね。

入学、入社、異動など、新しい環境に身を置く方が多いこの時期、節目の場面で交わされる最初のひとことは、思っている以上に大きな意味を持つように感じます。何気ない最初の出会いが、その後の関係性の土台にもなり得る。

日々「関わり」を考える立場にいると、こうした何気ないやりとりの中にも、多くのヒントが含まれていることにあらためて気づかされます。

にそうした「関わりの質」をめぐる探究が、今も続いています。

今回も、2026年3月の活動を中心に振り返ります。

対話の質を掘り下げる『グロリア研究ゼミ』

有志が集まって「グロリアと三人のセラピスト」の動画と逐語を精査する『グロリア研究ゼミ』が継続しています。、

対話の一つひとつの応答を丁寧に捉え直す試みを重ねていおり、実はこの1ヶ月で最初の6分ほどしか進んでいません。

単なる内容理解ではなく、「どの共感レベルで応答がなされているのか」「その関わりがどのような意味や機能を持っているのか」といった観点から、対話を構造的に読み解くトレーニングが、参加者の中でも着実に深まってきました。

非支持療法の再検討と支援観の深化

非支持療法をめぐる検討も引き続き進んでいます。

支持/非支持という枠組みに収まらない関わりとは何か、そしてそれがクライアントの自己過程にどのような影響をもたらすのか。逐語との往復を通じて見えてくるものは多く、ICIにおける対人支援観の核に触れる探究となっています。

こうした検討の一部は、Insightsにも整理しています。

 人間支援観はどこへ向かうのか――京大潮流にみる成長の軌跡

ミス・イーランドとの協働の進展

ミス・イーランドとの協働も、実装レベルでの安定感が増してきました。

逐語分析や思考整理、ナレッジ参照といったプロセスにおいて、対話の伴走者として機能する場面が増え、対話・省察・発信の循環がこれまで以上に滑らかに回り始めています。関連する検討内容は、Insights記事として順次公開を進めています。

ホームページ改修と情報基盤の整備

4月にかけては、いっそうのUI改善と、LLMO対応のため、ホームページの構造改修も進めていく予定です。

これまで蓄積してきた知見を、より構造的に、またAIとの親和性も意識しながら再編成し、閲覧者にとっても活用しやすい形へと整えていきます。発信基盤そのものとしてのホームページの役割についてを見直すフェーズに入ってきました。

セミナーのご案内

最後にご案内です。

4月26日(日)に、公益財団法人関西カウンセリングセンター様主催にて、研修の機会をいただいています。

テーマは、

「AIを伴走させる新しい面談 ― ミス・イーランドを使ってみる」


AIを単なるツールとしてではなく、対話の中にどのように位置づけることができるのか。実際の活用イメージを交えながら、現在の到達点を共有できればと考えています。ご関心のある方は、ぜひご参加ください。

引き続き、対話実践と知の編成の両面から、ICIとしての探究と実装を積み重ねてまいります。今月も、ここまで読んでくださってありがとうございました。

また次のマンスリーレターで、お会いしましょう。

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