ICIの面談・コンサルティングは、高い倫理性と誠実さを重視します。守秘義務を厳守し、ご依頼者の人格・価値観を尊重。無理な助言はせず、責任を持って伴走します。

面談、コンサルティングにおける倫理に関わる同意事項

インテグラルキャリア研究所(以下、「ICI」といいます)にて実施する、個人の相談、コンサルティング、カウンセリング、スーパーヴィジョン、その他これらに準ずる面談活動(以下、総称して「本活動」といいます)は、クライアントの成長発達、課題整理、実践力の向上、自己理解および支援の質的向上を目的として行われるものです。

本活動が効果的かつ倫理的に行われるために、ICIスタッフとお客様(以下、「クライアント」といいます)の双方において、以下の内容について理解し、同意した上で実施いたします。

下記の説明をお読みいただき、内容をご理解の上、同意をお願いいたします。

1. 本活動の性質について

ここでいうコンサルティングとは、成長発達を支援するための面談活動全般を指します。カウンセリングは、クライアントの自己理解、感情や課題の整理、今後の行動選択を支援する対話的活動を指します。

また、スーパーヴィジョンとは、主として対人支援、相談援助、キャリア支援、カウンセリング、教育、組織支援等に関わる実践者が、自らの実践を振り返り、専門性や倫理性、支援の質を高めるために行う心理的・教育的な助言および検討活動を指します。

これらはいずれも医療行為に代わるものではありません。したがって、本活動の実施料金は、医療保険ならびに医療費控除の対象とはなりません。

本活動の過程で、医療機関等による診断、治療、投薬、その他医療的対応が必要であると判断される場合には、医療機関その他の専門機関への相談または受診をおすすめする場合があります。

2. 守秘義務および個人情報の取り扱いについて

ICIスタッフは、本活動を通じて知り得たクライアントの個人情報および相談内容について、守秘義務を負います。

本活動の中で話し合われた内容は、クライアントの同意がない限り、所外の第三者に開示することはありません。また、本契約または本活動が終了した後も、守秘義務は継続されます。

ICIは、本活動内で知り得た個人情報を、正当な理由なく外部に漏洩することはありません。

ただし、以下の場合には、クライアントまたは他の人の安全を守るため、必要な範囲で適切な人または関係機関に報告・連絡・相談する場合があります。

  • クライアントまたは他の人に重大な危険が及ぶ可能性があるとICIスタッフが判断した場合
  • 法令等に基づき、証言、報告、開示等の義務が生じる可能性がある場合
  • 医療機関、専門機関、所属機関等との連携が必要であると判断される場合
  • その他、生命、身体、安全、権利利益の保護のために必要と認められる場合

3. 記録、録音・録画、同席について

ICIでは、本活動の効果を高め、記録の正確性を確保し、支援の質を向上させるため、クライアントの同意をいただいた上で、面談の記録、録音、録画、文字起こし、要約、振り返り資料の作成を行う場合があります。

また、本活動の目的や内容に応じて、所内の専門スタッフが同席する場合があります。この場合も、事前にクライアントへ説明し、同意を得た上で実施します。

録音・録画データ、文字起こしデータ、面談記録、要約資料等は、ICIが定める管理方法に従い、アクセスできる者を必要な範囲に限定して取り扱います。利用目的を終えたデータについては、必要な保存期間を経た後、適切な方法で削除または匿名化します。

クライアントは、録音・録画、文字起こし、記録作成、スタッフの同席について、希望しない旨を申し出ることができます。その場合でも、可能な範囲で代替的な方法を検討し、当該申し出のみを理由として不利益な取り扱いを行うことはありません。

4. AI支援ツール等の利用について

ICIでは、本活動の記録作成、文字起こし、要約、論点整理、振り返り、スーパーヴィジョン資料の整理、支援品質の向上等を目的として、AI支援ツールまたはAIを含む情報処理サービスを利用する場合があります。

AI支援ツールを利用する場合には、利用目的を本活動に必要な範囲に限定し、個人が特定される情報を可能な限り削除、匿名化、記号化した上で、必要最小限の範囲で利用します。

AI支援ツールには、クラウド上で音声、文字起こしデータ、要約データ等を処理するものが含まれる場合があります。その場合、当該サービスの安全管理措置、データの保存・削除方針、機械学習への利用の有無、第三者提供または再委託の有無等を確認した上で、ICIが適切と判断した範囲で利用します。

ただし、クラウド型サービスを利用する性質上、処理のために情報が外部サービスのサーバーへ送信される場合があることをご理解ください。

面談内容に、病歴、心身の状態、犯罪被害、非行・触法、家族関係、職場における深刻なトラブル、その他高度に機微な情報が含まれる場合には、AI支援ツールの利用を控える、または匿名化・要約化した情報のみを利用するなど、より慎重な取り扱いを行います。

クライアントは、AI支援ツールの利用を希望しない旨を申し出ることができます。その場合でも、可能な範囲で代替的な記録・整理方法を検討し、当該申し出のみを理由として不利益な取り扱いを行うことはありません。

5. スーパーヴィジョンにおける事例情報の取り扱いについて

スーパーヴィジョンにおいて、クライアントが自身の相談者、支援対象者、関係者等(以下、「利害関係者」といいます)に関する事例を提示する場合、クライアントは、利害関係者の個人が特定されないよう十分に配慮する必要があります。

事例を提示する際には、氏名、所属、住所、学校名、勤務先、具体的な地名、具体的な日付、その他個人が特定される可能性のある情報を、可能な限り匿名化または記号化してください。

たとえば、相談者や関係者の名前をA、B、C等の記号に置き換え、支援上必要な範囲を超える個人情報は提示しないよう努めてください。

ただし、氏名を記号化した場合であっても、年齢、職業、地域、家族構成、出来事の内容等により個人が特定される可能性がある場合があります。そのため、スーパーヴィジョンにおいては、支援上必要な情報と、個人特定につながる情報を慎重に区別して提示してください。

6. 他機関・医療機関等との関係について

クライアントまたは利害関係者が、既に他機関で相談、支援、治療等を受けている場合には、必要に応じてその機関の方針や指示を尊重する必要があります。

スーパーヴィジョン中に、利害関係者が医療機関等による治療または専門的対応を必要とする状況であると判断される場合には、所属機関または関係機関の指示を尊重します。

場合によっては、利害関係者の了解のもとに、その機関の担当主治医、カウンセラー、支援者、その他関係専門職と連絡を取ることを助言または指示する場合があります。

ICIスタッフは、事前にクライアントの書面による同意を受領していない限り、利害関係者のご家族、所属機関、その他第三者に相談内容を明かすことはありません。

7. 面談の実施方法について

クライアントは、お約束した曜日・時間に所定の場所へお越しいただくか、インターネットのミーティングシステムを利用して面談を受けていただきます。

原則として、オンライン予約システムにてアポイントをお取りください。

ICIスタッフは、面談の内容について、所定外の場所や時間にお話ししたり、お会いしたりすることはありません。また、スーパーヴィジョンにおいては、原則として利害関係者と直接面談することもありません。

ICIでは、本活動を対面のほか、Zoom、Discordその他ICIが指定するオンライン会議システムまたは通信手段を用いて実施する場合があります。オンライン面談を実施する場合、ICIは、面談内容の守秘、入室管理、録音・録画の有無、チャット履歴、画面共有、アカウント管理等について、必要な範囲で適切な管理を行います。

(オンライン面談について)
クライアントは、オンライン面談を受けるにあたり、第三者に会話が聞こえない環境、安定した通信環境、使用端末の管理、アカウントの管理等に配慮するものとします。

オンライン会議システムその他の外部サービスを利用する場合、そのサービスの仕様上、通信データや利用情報が当該サービス提供事業者の管理するサーバーを経由する場合があります。ICIは、本活動の目的に照らして適切と判断されるサービスを選定し、必要な範囲で利用します。

8. 継続の中断・終了について

クライアントの重大な約束違反、ICIスタッフに著しい負担がかかる事態の発生、信頼関係の維持が困難となる事態、その他本活動の継続が困難であるとICIが判断する場合には、本活動の継続をお断りすることがあります。

また、スーパーヴィジョンにおいて、クライアントが利害関係者に対して適切な対応を行うことが困難であると判断される場合には、受付を行わないことがあります。状況によっては、スーパーヴィジョンを中断させていただく場合があります。

9. 最終決定および責任について

本活動では、課題の整理、選択肢の検討、対応方針、ソリューション等について十分な話し合いを行います。

ただし、最終的な意思決定およびそれに基づく行動に対する結果・責任は、クライアントご本人に帰することをご理解ください。

ICIスタッフは、専門的知見に基づいて助言、提案、問いかけ、整理、振り返りを行いますが、特定の結果を保証するものではありません。

10. 調査・研究・研修・発表等への協力について

ICIでは、本活動の質的向上、専門性の向上、教育、研究、研修、社会的発信等のために、アンケート、ヒアリング、その他の調査・研究等へのご協力をお願いする場合があります。

また、プライバシーを守った上で、該当者が特定されない情報として、専門学会、研究会、研修会、報告書、論考、教材等に報告・発表させていただく場合があります。

この場合も、個人が特定される情報は可能な限り削除、匿名化、記号化し、必要最小限の範囲で取り扱います。

11. 緊急時・例外的対応について

以下の項目に該当する場合は、クライアント、利害関係者、または他の人を守るために、適切な人または関係機関に知らせるよう助言または指示を行う場合があります。

ただし、報告の判断は、法令上または安全確保上ICIが対応を要すると判断する場合を除き、原則としてクライアント自身で行ってください。

  • クライアントまたは利害関係者が、関連する相談や治療を他の機関や医療施設で受けており、他の機関のカウンセラー、主治医、支援者等と連絡を取る必要を認めた場合
  • 法に従って証言、報告、開示等の義務が課せられる可能性がある場合
  • 相談者、クライアント、利害関係者、または他の人に重大な危険が及ぶ可能性があるとICIスタッフが判断した場合
  • その他、安全確保または権利利益の保護のため、関係機関との連携が必要であると判断した場合

2022年5月1日制定
2026年5月20日改訂
インテグラルキャリア研究所 所長 横山慶一