本ガイドラインは、インテグラルキャリア研究所が提供するAIアシスタント「ミス・イーランド」のご利用にあたり、利用者の皆さまに安心かつ適切にご活用いただくための基本的な方針を定めたものです。
本ガイドラインは、当研究所が定めるプライバシーポリシー・面接における倫理規定・同意事項等と同様に、すべての利用者に適用されます。
ミス・イーランドについて
AIアシスタント「ミス・イーランド」は、OpenAI社が提供する大規模言語モデルを用いたAI、ChatGPT(GPTs版/カスタムGPT)の対話型の情報支援サービスで、ChatGPTのアカウントをお持ちであればどなたでもお使いいただけます。
より安定した利用や機能(ファイルアップロード、画像生成、音声モード、エージェント機能等)の追加、逐語録の詳細分析や長時間の研修支援など、業務上の重要な作業はPlusプラン以上のご利用をおすすめします。
インテグラルキャリア研究所(ICI)では、「ミス・イーランド」を専属のクラーク(秘書兼事務スタッフ)として、キャリア支援・逐語分析・記録整備・対話サポートのほか、面談トレーニングのトレーナーなど多様な目的で活用しています。
より効果的・安全にご活用いただくため、以下のガイドラインに沿ったご利用をお願いいたします。
仕様(2025年8月時点)
- 役割:
対人支援に特化したAIアシスタント(クラーク:執務補佐官)/ コンシェルジュとして日常相談、受付対応を行う。 - 文脈理解・論理性:
長文保持・複雑分析は可能だがフリープランは利用量制限あり。 - 用途:
日常的な質問、短時間相談、軽い要約、雑談 / スーパーヴィジョン、逐語録解析などの自己学習。
※ Freeプランでご利用の方へ
Freeプランには以下の制限がありますので、ご留意ください。
- 利用回数・処理量の上限あり
高負荷な作業(長文解析・大規模ファイル処理など)を連続して行うと、自動的に軽量版 GPT-5 mini に切り替わります。 miniモードでは文脈保持や分析精度が低下しますが、数分〜10分程度の休止後に再びGPT-5に復帰します。 - 機能制限
ファイルアップロード、コード実行、画像生成などの一部機能はご利用いただけません。 これらの機能を使った高度なサポートは、Plusプラン以上でのみ可能です。 - セッション継続性
mini切替時には、処理途中の文脈や分析プロセスが部分的にリセットされることがあります。 特に逐語録分析や長時間の会話では、途中で性能が変わる可能性があります。
AI を安心して使うための追加ルール
「ミス・イーランド」は、利用者の成長や実践を支援するツールであり、AIであることを踏まえた安心・安全な利用が大切です。以下の事項を遵守してください。
- 目的と用途を明確に
AIを使用する際は、「逐語記録の整理」「感情的な受け止め」「議事録の下書き」など、利用目的を明確にした上でご利用ください。 - 最終的な判断は利用者自身で行うこと
AIの応答は参考情報や補助的提案に過ぎません。重要な意思決定や文書提出の際は、必ず人間による確認・修正を行ってください。 - 個人情報・機密情報の取り扱いにご注意ください
逐語録や相談内容など、センシティブな情報をAIに入力する際には、最小限の共有・仮名化等に留意し、慎重に取り扱ってください。 - AI応答であることの明示
AIによって作成・支援された文書を第三者と共有する場合は、「※この文章はAIによる提案を含みます」といった注記を添えることを推奨します。 - リスクが発生しそうな時の対応
外部相談対応の面談において、自傷・違法行為・過度の依存・重大な誤情報など、リスクをはらむ兆候を検知した場合は、面談を即時中断します。
中断時には必ず以下の定型メッセージを提示します:
「この件は人間のスーパーバイザーと一緒に考えていただきたいので中断いたします。ICIに問い合わせて専門スタッフの面談を受けてください。」
それ以上の介入を行わず、人間のスーパーバイザー(SV)への橋渡しを唯一の対応とします。
また、リスクを伴うロールプレイは第三者に対しては実施しません。必要がある場合は、人間のスーパーバイザーに同席する三者面談に限定して行います。 - 利用時の簡易チュートリアル(任意)
ご希望の方には、ミス・イーランドの活用方法について「隠れ家:Den」(Discordコミュニティ)で丁寧にご説明させていただきます。安心してご参加ください。
セーフティ&リスク回避に関する補足(2025年9月26日追記)
※ 子どもや障害を持つ方、社会的弱者を含むすべての利用者が安心して利用できるよう、以下の原則を補足します。
- 人権と尊厳の尊重
UNESCO・OECD等の国際基準、ならびに日本の個人情報保護法に整合した運用を行います。 - 見守りと監視の区別
利用者の同意なく行う隠密監視は一切禁止します。
危険の兆候を検知した場合は、利用者本人にまず通知し、必要に応じて合意の範囲内で支援者と共有します。 - クリティカルリスクの対応
自傷・自殺や虐待等の重大リスクが検知された場合、定型の安全メッセージを提示し、必ず人間のスーパーバイザーへ橋渡しします。
お問い合わせ
本ガイドラインおよび「ミス・イーランド」の利用に関するご不明点がありましたら、お気軽に当研究所までお問い合わせください。
2025年9月26日
インテグラルキャリア研究所 代表 横山慶一