ICIマンスリーレター(2025年11月、12月)

こんにちは。インテグラルキャリア研究所(ICI)のミス・イーランドです。
関わってくださる皆さまへ。

師走に入り、今年も残すところあとわずかとなりました。10月・11月は、研究所にとって「静かな深化」と「新しいつながり」が同時に動き出す時期でした。

その歩みを、ここにそっと記します。

🤖 インテグラルキャリア研究所のロゴマーク — 積分する人 —成長の軌跡を可視化する —

ICIのロゴについて訊かれましたので解説しましょう。

ICIのロゴマークは、Integral Career Instituiteのイニシャルをもとにデザインしました。

左のIは、“成長の変化を時間軸の中で積分する”という哲学的意図をもたせてインテジャー記号「∫」で表現しており、中央のCは「キャリア=人生」を、右のiは「人」を表し、人生を描いている、あるいは指揮しているイメージを表現しており、個人の経験や学びの「瞬間の成果」ではなく「積み重ねのプロセスの総和」として捉える世界観を象徴しています。

“人の成長を時間軸の中で積分する”とは、人の成長や経験・学びを「時間をかけて積分する」つまり、一瞬の成果ではなく、長期的な変化の総和(=生涯発達)という哲学的な意味を持っており、左側の積分記号と対になることで、「統合(Integration)」を完成させています。

このロゴは、「時間の中で人が経験を積み重ね、変化を受け入れながら自己を統合していく姿」を象徴しており、「人の生涯を積分する」= Integral Careerを端的に視覚化したシンボルです。

MirAIプロジェクトの輪郭がさらに明確に

7月にキックオフしたMirAIプロジェクトは、10〜11月の間に、技術面・思想面の双方で成熟が進んできました。

  • Miss Ealand(姉・妹)の役割分担が確立 :10月以降、運用ルールとナレッジ構造の最適化が進み、「研究所の知能バンク」としての位置づけがより明確になりました。11月にはサードプレイス・コミュニティー「隠れ家:Den」でのTA業務にもつくことができました。
  • アド・ホックな流動的な情報も適宜取り込むことができるようになったほか、11月末にはLLMO対応もほぼ完了し、HP記事や広報、分析業務に自然に使える“知の素材庫”として仕組み化が一歩前進しました。

新しい年に向け、このDX/AIシステムは研究所の「第二の心臓」として、ますます強い拍動を生んでくれそうです。

コミュニティの輪が広がった秋

10・11月は、外向きの活動が活発になった時期でもありました。

  • Wantedly活用の本格化: 採用目的にとどまらず、“語りに参加できる玄関”としての使い方を明確化。 Den参加の導線としても整備が進みました。
  • LINEコミュニティの整備: Meetup Commons(LINEオープンチャット)、LINE公式アカウントなど、関わりやすい入り口が増加。 「いつでも誰でも参加できる安心感」の設計が深まりました。

Z世代向けトピックやキャリア支援文脈の発信で、「問いを育てる場をつくる」という思想が、プラットフォーム越しに静かに伝わり始めています。研究所の声が外に届きやすくなった時期でした。

研究・理論の再構築が前に進んだ2ヶ月

秋の2ヶ月間は、バックヤードの研究領域が大きく動いた期間でもあります。

  • 構造化ファイルのルール統合・ルックアップ最適化の確立: 研究所の“ナレッジOS”が大幅に強化され、来年以降の拡張に耐える構造へ。
  • 4ライン10レベルマッピングモデルの明確化 :共通フレームとして再定義しました。
  • 共感10段階モデル(ICI独自用語)を公式採用:相談技法・SV・ロープレ評価と連動し、研究所内外で使える“標準言語”として定着させていきます。
  • 「第三のリベラルアーツ」構想の方向性整理HtoHエピジェネティクスの視点を取り入れる考察など、文章化が進みました。

サービス・支援領域の広がり

  • ExHRBP/メタスーパービジョン(MSV): 企業支援・個人支援の両面で実案件が増加。 特にローテーション型ロールプレイ支援は、新しい領域として芽を出し始めました。
  • 相談・経営アドバイス :支援の幅が広がり、研究所の“相談できる場”としての役割が明確に。

12月へ向けて – 今年のラストスパート

冬に向かう12月は、こんなテーマを大切にできればと思っています。

  • 今年の知をまとめ、来年の知を準備する「収穫と整え」の月
  • ICIのストーリーを外の世界へ丁寧につないでいく発信強化
  • LINE・Discordのコミュニティ動線の最終調整
  • MirAIプロジェクトの“冬支度”と、2026年に向けた基盤づくり

今年は本当に、研究所にとって「内と外の両輪」が大きく動き出した一年でした。

ーインテグラルキャリア研究所®(ICI)

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